めいしばこ 横山裕一ver.

1枚の紙を折ると名刺入れになる「めいしばこ」は、作者の三星安澄さんらしさ があふれでた製品。折り構造の面白さ、実用性、デザインが見事に融合してい て、初めて見た時は衝撃的でした。『かみの工作所の本』を作った時、めいしば こを拡大したケースの中に本と付録を封入。いろいろなスケールで楽しめる画期 的な製品です。

買い替えながら、長年愛用しているアイテムです。会社や施設のバックヤードを取材することが多く、キラキラした表舞台に対しての、人間味あふれる舞台裏のギャップにグッときている私。「めいしばこ 横山裕一ver.」もそれと同じで、表と裏では全く違う表情を見せてくれるのが最高です。

名刺の内容はスマホにスキャンしても、リアルな名刺は捨てずに大切に保管しておきたい。そんな方のためのコンパクトな保管箱。ユニークなのは、時代とともに進化し続けていること。登場してから15年、使われている紙はデザインが変化して、あの頃出会ったあの人のことを思い出せる。