インタビュー:新製品「COLOR」について|本山真帆

色と形を組み立てる工程から楽しめる
一枚の紙から組み立てる幾何学立体の箱

 

今回の製品を作ろうと思ったきっかけは?
組み立てる工程も、組み立てた後も飾って楽しめる、紙のプロダクトを作りたいと思ったためです。

製品名(COLOR)の由来は?
5種類のカラフルな箱を選んで作ることができるため、「COLOR」としました。(今後も、新しい色の箱、異なる素材の箱を作れたらいいなという願いもこめて、、


紙加工において特に意識した点は?
組み立てやすいのりしろの形、エッジを綺麗に作ることができる折り目(ミシン目)、組み立てやすい展開図のレイアウトを意識て制作しました。
また、大人も子供も組み立てやすいように、組み立て順がわかるような図解、組み立て動画を作成し配慮しました。

製品化に至るまでの流れを教えてください。
福永紙工のみなさまに、過去に作っている紙立体に加え、自主的に作ったものをいくつかご覧いただきました。その中で、今回の商品と同様のケンラン紙を使った箱がありました。「幾何学立体は、大人も子供も組み立てを楽しめるのでは?」ということで製品化に向けたプロジェクトがスタートしました。
「実物を確認しながら進めたい」という思いをご理解いただき、こまめにサンプルや写真をお送りいただき、打ち合わせ・試作を重ね、製品化にいたりました。

仕上がって初めて手に取った時の気持ちは?
ケンラン紙のパリっとした質感が、今回の形と合わさって、硬質なところも、軽やかなところも持った、新しいプロダクトができたと思いました。

 

 

製品でのこだわりや強調したいポイントは?
組み立てやすいように、動画を用意、web 上に組み立て順をしるしたり、折り目がミシン目になっており、エッジを立てて綺麗に折りやすくなっていたり、みなさまが綺麗に組み立てやすいようにこだわりました。
箱=直方体というイメージがありますが、そのイメージとは異なる形のバリエーションを作りました。

どのように楽しんでほしいと思いますか?
組み立てて・かざって、楽しんでいただけたらうれしいです。
何色か組み合わせ、彩りも楽しんでいただけると思います。

今後試してみたい紙の質感や加工は?
別の色の紙
別の素材の紙(透明・キラキラ・さまざまな質感)
大きな加工
細かい加工

紙・紙加工の魅力とは?
紙はもっとも身近な素材で、試行錯誤しやすい特性が魅力だと思っています。
折ってみたい・切ってみたい・貼ってみたい・塗ってみたいなどものを作りたい気持ちにさせてくれる気がします。

 

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