スタッフのおすすめ「風海月」

水の中をふわりと漂う海月(くらげ)。
流れに身をまかせるその気まぐれな動きに、つい目を奪われ、心がゆるむ——
そんな癒しの存在を、紙の軽やかさで表現したのが、モビール「風海月(かぜくらげ)」です。

4種類の海月がそれぞれ異なる動きを見せながら、風に吹かれてまるで水中に浮かぶように泳ぎます。
自然の風やエアコンの風など、置かれる環境によって動きが微妙に変わるのも、このモビールの大きな魅力。
暮らしの中で“ちょうどいい風海月”の居場所を探す時間そのものが、静かで豊かなひとときになります。

「風海月」はそっと静かに泳ぎます。
読書や仕事中、静かな空間でも音を気にせず、視覚だけで涼やかさを届けてくれます。
新しい夏の風物詩です。

このプロダクトにたどり着くまでには、さまざまな試作と工夫がありました。
たとえば、クラゲの形状ひとつとっても、途中段階では名前のついた試作がいくつも生まれました。

「枝分かれクラゲ」「チョウチンクラゲ」「スタンダードクラゲ」
「木クラゲ」「触手ロングスパイラルクラゲ」「触手ツリークラゲ」……

まるで生き物を観察するように、その造形と動きを一つひとつ試しながら、最も美しく、紙ならではの動きを引き出せる形へと絞り込んでいきました。

また、素材の選定にも試行錯誤がありました。
いろいろな種類の紙で試したものの、紙目の影響で放射状の造形がうまく保てず、最終的には紙目のない合成紙にたどり着くことに。
軽さ・しなやかさ・強度のバランスを見極めながら、形と素材を同時に突き詰めていきました。

さらに、初期の段階では「置き型クラゲ」という構想もあったほど。
風を受けて揺れるという現在の形に辿り着くまで、多くの案と試行錯誤が重ねられています。

「ひらひら」「ぽよぽよ」は組み立て不要で、箱から出してすぐに飾れる手軽な仕様。
モビール初心者や贈りものとしてもおすすめです。

風がふと通るたび、空間にやさしい余白を生む「風海月」。
あなたの暮らしの中にも、そっと浮かべてみませんか。

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