矢島 進二さんのおすすめのデザイン 1
「海のクレヨン」「山のクレヨン」言乃田埃 & 多嘉山ゆりあ

人類が誕生以来、最も視覚的な影響を受けたビジュルはなんだと思いますか?
私は「地球」の写真を見てしまった瞬間だとずっと思っています。
初めてカラーで地球が撮影されたのは1967年。そうです、わずか56年前のことなのです。
アメリカの人工衛星によるその写真は、翌年「Whole Earth Catalog」の表紙を飾り、その後、アポロ8号による「青い地球」の映像が地上に送られました。
宇宙から見た地球の美しい姿は強烈なインパクトを脳に与え、人類は進化したと言えまいか。
例えば、ヒッピームーブメントが盛んになり、環境問題が浮上し、国境の無意味さを認知したりと。。。
スティーブ・ジョブズがMacやiPhoneのデスクトップピクチャに、地球の映像を使ったのは、その伝道だと感じています。

そして、この美しい地球をモチーフにしたのが「海のクレヨン」と「山のクレヨン」です。企画をしたのは、スカパーJSAT。スカパーと聞くと衛星放送で知られていますが、実は宇宙事業会社で「こんなにも美しい色が溢れている地球を、もっとたくさんの人に知ってほしい」と担当者が思ったのが開発の経緯です。
宇宙から撮影された地球上に実存する海の色、山の色から抽出した色でクレヨンをつくり、色を抽出した場所の「緯度と経度」が色名の代わりに書かれています。
こうしたストーリーをもった素敵なクレヨンで、どんな絵を描くのか、考えただけでワクワクしませんか。

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矢島 進二さんのおすすめのデザイン 2
「A4SHELF」「A3SHELF」トラフ建築設計事務所

賃貸住宅で困ることの一つは、クギやネジを使ってフレームや棚などを壁に取り付けができないことです。 それは賃貸に限らず、新築でも取り外した際に穴があくので、取り付けをためらうことがあります。 でも「ちょっとしたもの」を手の届くところに置ける「小さな便利」や「ささやかな自由」は誰もが欲しています。 例えば、玄関に鍵や印鑑を、リビングに記念でもらった雑貨やリモコンを、寝室にアロマディフューザーやメガネを、トイレに一輪挿しやお気に入りの画集などなど。。。 そうした日常でちょっとした便利と自由を叶えてくれるのが、この紙でできたシェルフです。 紙を折って市販の画鋲で止めるだけなので、あっという間に取り付けできます。サイズはA4とA3の2種類で、カラーバリエーションもあるので、自分の好みで選択できます。 紙だから軽いものだけしか置けないと思いがちですが、耐久性のある特殊な紙なので、500gの重さまで大丈夫です。 手を伸ばせば届くところに自由が得られることこそ、実はかけがえのない喜びです。そんな喜びをトラフ建築設計事務所はデザインしてくれました。

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PROFILE

矢島 進二

公益財団法人日本デザイン振興会 常務理事