カートが空です
単純な仕組みなのに、うまく動きのコツを掴めて「パタパタパタッ」と動いてくれると、つい「わあ」と声を上げて喜んでしまいます。小さいお子さんの方が喜びそうですが、大学生も手を叩いて喜んでおりました。
この2年程、80代半ばで1人暮らしの母に毎日絵ハガキを送っています。SPMの店頭で「花テガミ束」を見付け、花好きの母に送ったところ、珍しく「きれいな封筒で届きました」と返事が来ました。送る人にも送られた人も幸せになるものだと感じました。
作者の鈴木康広さんが、試作を作っている時、紙に葉脈を写し取るのに版に紙を押しつける道具として、色々試した結果スーパーボールが一番良かった、というエピソードが好きです。製品の「味」を作るものは意外なところから来るものですね。
東京造形大学教授/デザインジャーナリスト。1969年新潟県生まれ。1993年東京造形大学卒業。1994年よりフリーランスとして内外の雑誌、書籍に執筆。『「北欧デザイン」の考え方』(誠文堂新光社刊)、『これ、誰がデザインしたの?』(美術出版社刊)など、これまで自著・共著合わせ約10冊の書籍を発表。